SketchUp Pro Japan

Informationサポート情報

0173Twinmotion 2019の問題に関して2018.08.16 [Thu] UP

2018年11月にV2バージョンのプログラムがリリースされました。
弊社にて確認ができている不具合および注意点について以下に記載をいたします。
お使いになる前に参考になさってください。
なお、不具合については、開発元であるAbvent社へ報告し、改善を依頼しています。

不具合

:修正済みです。
:条件付きで修正を確認しています。
×:修正されていない、または修正されているが問題があります。

No 不具合の内容 改善状況
1 .skpファイルをインポートしてTwinmotionのマテリアルを適用、その後.skpファイルをリロードすると、Twinmotionで適用したマテリアルが、SketchUpのマテリアルに戻る場合があります。
2 .skpファイルをインポートし、その後.skpファイルをリロードすると、SketchUpのマテリアルが別のマテリアルに変わってしまう場合があります。
3 ライブラリにある同じマテリアルを適用しても、マテリアルの向きが異なる場合があります。
【回避方法】マテリアルのプロパティにて、マテリアルを回転し向きを変更する。
×
4 人物、自動車、自転車、カスタムのそれぞれのパスを描いて、.tmファイルを保存して終了。その後.tmファイルのアイコンをダブルクリックして開きなおすとパスのヘルパー(黄色線)が表示されない。
【回避方法】メニューファイル > 開く、最近開いたファイル から.tmファイルを開く。
×
5 ライセンス認証でライセンス入力後にAbventIDの入力を求められた場合に、その後「ライセンス解除に成功しました。」というメッセージが表示されますが、実際にはライセンス認証が成功しています。 ×
6 MacのBIMmotion VRで、左右に展開されるリスト表示がリストをドラッグしても表示されない。
例)以下は「Month」のリストを左にドラッグした状態です。この状態で右にドラッグすると月の表示は「April」、「May」だけになります。
×
7 MacでBIMmotionファイルを作成して開くと「問題が起きたたためBIMmotionを開けません。」というエラーが発生して開けない。
8 Revitのアドインはインストール時は日本語表記だが、実際のアドインは英語表記になっている。 ×
9 パソコンにHTC VIVEが接続されているとき、BIMmotion VRモードに切り替えていない状態でHTC VIVEのコントローラーのトリガーを引くとTwinmotionがクラッシュする。 ×


注意点

No 内容
1 次の機能ではインターネット接続が必要です。インターネットのない環境やプロキシ環境ではお使いいただくことができません。
 ・ライセンス認証、ライセンス解除
 ・OpenStreetMap(地域設定/周辺環境)からの情報取得
 ・BIMobjectからのオブジェクトのダウンロード
 ・Twinlinkerへのファイルアップロード
 ・更新プログラムのチェック
 ・更新プログラムのインストール
2 BIMmotionはTwinmotion2018がインストールされていないパソコンでも動作するため、これをプロジェクト関係者間で共有することはできますが、ファイルサイズがWindowsで最低5GB、Macでは10GBになるため、ファイルの受け渡しには手間が掛かります。
また、WindowsOSで作成したBIMmotionをMacOSで、MacOSで作成したBIMmotionをWindowsOSで開くことはできません。
3 360°動画、360°3D動画、3Dパノラマを出力することが可能ですが、スペックの高いパソコンで出力しても非常に時間が掛かります。
同じ1分の動画出力を形式を変えて出力したところ、出力時間が、通常動画が10分であったのに対し、360°動画:31時間、360°3D動画:142時間(予測)となりました。
※モデルの内容にもよるので、必ずしも1分の動画がこの時間で作成されるとは限りません。
またパノラマ画像を形式を変えて出力したところ、通常のパノラマ(4K)が1分であったのに対し、3Dパノラマは8分掛かりました。
4 地形を凸凹させるには、Landscapesオブジェクトを使用しますが、このオブジェクトには非常に多くのポリゴンが含まれているため、プロジェクトファイルのサイズが300MB以上になります。
5 雨や雪はTwinmotionのガラスのマテリアルをすり抜けその下の床や地面に降るので、屋内でも雨で濡れたり雪が積もります。これはTwinmotionの開発エンジンであるUnrealの仕様の影響によるものです。開発元からは回避策が提示されています。
6 Auto save機能は、Twinmotionのウィンドウがアクティブな場合に動作します。Auto saveの設定をしていても、例えば他のソフトの操作をしている間は動作しません。
7 インポートのファイル選択画面にて、「Other」として3dsをはじめとするファイルフォーマットが選択できるようになっていますが、これについて開発元からはこれらのフォーマットは正式サポートはしていないとのコメントがありました。このため弊社でもサポート致しかねる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
8 BIMmotion VRのインタラクティブメニューは、日本語表示ができず文字化けします。これはTwinmotionの開発エンジンであるUnreal Engineの仕様によるものです。
BIMmotion VRに切り替える前に、表示言語を英語に切り替えてください。
9 Twinmotion 2019のユーザーはTwinlinker Basicを使用することができますが、アップロードできるファイル数などには以下の制限があります。またTwinlinkerを使用するにはAbventIDが必要です。

  制限数 備考
 ・アップロード総容量 10GB  
 ・静止画 100ファイル  
 ・パノラマ画像 20ファイル  
 ・動画 2ファイル  
 ・360°動画 1ファイル  
 ・Virtual Visit 5個 Virtual Visitとは共有するためにアップロードしたコンテンツを
グループ化したものです。
 ・共有数 1個 同時に2個以上のVirtual Visitsを共有させることはできません。
既に1個のVirtual Visitsが共有されていて、別のVirtual Visitsを
共有したい場合は、共有済みのVirtual Visitsを無効化する必要が
あります。

例)

作成済みVirtual Visits:Visit01、Visit02、Visit03
共有済みVirtual Visits:Visit02

この状態でVisit03を共有したい場合は、Sharesの画面から
・Visit02 を無効化(disabled)
・Visit03を有効化(Active)
の操作が必要です。

10 インポートした地形や、ライブラリにある地形オブジェクトを編集ツールで編集している場合に、カメラをズームアウトすると、地形の表面が崩れる場合があります。これはUnreal Engineに起因するため、Twinmotionでは修正できないものです。

関連項目/ Twinmotion, サポート情報,